12/25

またね。

とうとう、一年越しにこの日がやって来ました。一年前のこの日、「どういう事?」と言われ、私はとても戸惑いました。なので今年こそは去年のリベンジを果たすべく、去年の計画通りに事を運びました。リベンジの手紙の内容はこうです。『ジュニアへ。今年も良い子にしていたね。しかし今年は君に大事なお話をしなければ成らない。サンタをずっと信じてくれていた良い子のジュニア。実はサンタは君のすぐ目の前に居るお父さんとお母さんだったんだよ。今迄私との大切な思い出をどうも有難う!君もずっと私の事を忘れないで居てね。君の大切な思い出のサンタより。』そうです、今年はサンタは目の前に居るお父さんとお母さんだとハッキリと告げたのです。ところがどっこい、お父さんとお母さんと言った途端にジュニアは噴き出し、こう言い放ちました。「お父さんとお母さんって、言っちゃうんだ!」…えー、ジュニアはもうサンタは居ないと知っていました。実は一度、ジュニアからサンタへの手紙を見付けられてしまい、その時にサンタさんは子供からの手紙を絶対に忘れて帰ったりはしない、サンタさんは本当は居ないんだ!と言う結論に至ったそうで、去年はプレゼントを貰えなく成るからとすっとぼけたそうです。…何となくそんな気はしてたけどね…。この何とも言えぬ出来事に自分が放心していた所、何故だかジュニアに微笑みながら頭を撫でられました。お母さんのこの想いは少しは伝わったのでしょうか、何だかなあ。でもまあ取り敢えず、サンタさんはずっと数年間、ジュニアの中に確かに居続け、もしかしたら、ちょっとだけ自分の中にも居たのかも知れません。今度彼に逢う時は又在るのかな。其の時まで暫しお別れです。又何時の日にか!思い出のサンタクロース☆彡